ハート・オブ・ウーマン

story
シカゴの広告代理店の敏腕ディレクター、ニックは男性向け商品広告で数々の成功を おさめ仕事にも女性に対しても自身満々の日々だったのだが、女性にウケる広告を 作るためにライバル社から引き抜かれてきたキャリアウーマン、ダーシーの出現により 自分が就くはずの、クリエイティブ・ディレクターのポストを奪われてしまう。 。仕事に自信を無くすニックだったが、ある事故がきっかけで突然 不思議な力に目覚めた。なんと周りにいる女性の心の声が聞こえるようになったのだ。 戸惑いながらも、ニックはこの力を利用して立場逆転に成功するが、同時にダーシーの 表には決して見せない繊細な心も知ってしまうのだった・・・。
comments
元気が出るロマンティック・ラブストーリーです。英語については、メル・ギブソンの声 は低音でやや聴き取りにくいですが、ヘレン・ハントの英語は比較的聴き取り易いです。全体 的に会話が多いので英語学習にも良いと思います。
おもしろい表現

「I'm fit as a dancing bear.」

主人公、ニック(メル・ギブソン)が、朝、自宅を出るときに「How are you doing?」と聞かれた時のセリフ。「調子は絶好調だよ」って感じでしょうか。

「Rumor has it 〜(that節).」

出勤してきたニックと同僚の会話。「噂によると〜なんだよ」という感じだと 思いますがこれは実際の会話でよく使えそうですね。

「Memo to you.」

コーヒーショップで働くローラ(マリサ・トメイ)をデートに誘おうとする ニックに対してローラが言ったセリフ。「言っておくけど〜」と訳せますね。

「We lost our compass.」

出勤してきたニックと上司のミーティングで、上司が今の会社の状況 について説明している時のセリフ。compassを失った、ということなので 「会社をどのように発展させていくか、という方向性を失った」といった ところでしょうか。

「Roll with this.」

ミーティングにおいて、自分がクリエイティブ・ディレクターになる、 という話を予想していたニックだったのだが、ダーシー(ヘレン・ハント) を彼のかわりにクリエイティブ・ディレクターにする、ということを聞き 落胆するニックに対して上司が言ったセリフ。「現実を受け入れなさい」と 訳せると思います。

「My lips are sealed.」

女性が考えていることが聞こえてくるようになり、自分がおかしくなって しまったのではないかと心配するニック。精神科医を訪ねて自分の症状 を説明するが、最初は信じてもらえない。ニックのその能力を試そうと、 医者が自分の本当の年齢を心の中で言ったときに対してニックが言った セリフ。「唇をsealする」なので、「秘密にします、誰にも言いません」 という訳でいいと思います。

「I got wind of it.」

ニックとダーシーのミーティングの場面。ニックは、彼の能力を利用して ダーシーの考えを聞き、ナイキ社からオファーがあったことを知る。それ をニックがダーシーに話した時、自分しか知らない情報だと思っていた ので驚いたダーシーに対してニックが言ったセリフ。「get wind of」で 「〜という噂を聞く、かぎつける」と訳せます。

「She digs him.」

ニックが自分の娘がつき合っている男について、ダーシーに話している場面。 「彼のことをいろいろ知ろうとしてるんだよ」って感じでしょうか。

「You are full of surprises.」

ニックとダーシーの会話。直訳すると「あなたは驚きでいっぱいよ」 ですが、「あなたには本当に驚かされるわ」って感じでしょう。 こんな表現をサラッと言えたら会話が活き活きとしますね。


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