Web上有名人インタビュー

Web上有名人インタビュー、2人目のゲストは、新英語の世界エルハザードで有名なMAKOTOさんです。MAKOTOさんは、英語の実力もさることながら、学生時代ESSに所属され、ディスカッションの全国大会に出場された経験もおありで、ディスカッションに関する造詣も深い方です。MAKOTOさんのHPは個性溢れる楽しいページで、現在、ロールプレイングゲーム方式で英語を学ぶことのできる新システムを開発中です。完成が待ち遠しい!!

MAKOTOさんは、何故、英語を勉強するのですか?
MAKOTOさん
2つあります。

1つ目は情報です。日本語でも情報は得られますが、 日本語と英語で情報を得ると、複眼的視点(compound eyes)で物事が見れるようになります。多角的に情報を得たいなら英語もやるべきだと思います。特にインターネット上の情報はほとんどが英語です。多角的に見る必要がなぜあるか?それはクリエイティブな発想を持てるからです。

2つ目はロジックです。少ない情報でその分野のプロと議論しなくてはならないとします。普通は議論出来ません。しかしロジックを学ぶと対等に議論できます。ロジックを学ぶのに最も効果的なのがディベートです。日本語でも構わないのですが、英語=ロジックなので、英語ディベートにもトライする価値はあると思います。だから英語が必要です。

1つ目に関しては、つまり、情報を多角的に認識するためにはクリエイティブな発想が必要で、それを実現するのが英語である、ということですね。「多角的に情報を得る」ことの、わかりやすい具体的な例が、もしあれば例示していただけますか?
MAKOTOさん
すごく簡単に言えば、英語圏の人が考える情報と、日本人が考える情報です。これで『2つ』ですよね。別に英語にこだわっていませんが、英語が外国語で一番得意なのと、英語の情報が最も多いことから英語を選択しています。

2つ目の、英語=ロジックというのは、難しいですね。なんとなくわかるような気はしますが、ピンときません。
MAKOTOさん
これはとても難しいですし、まだ完全に把握していませんので、

『CLトレーニング』

という本で代用させていただきます。本の主旨は英語=ロジックです。申し訳ありませんが、この本をお読み下さい。この本が正しいかどうかは分かりませんが、英語=ロジックを納得できる数少ない良書です。

本格的に英語を勉強するキッカケとなったのはどのようなことですか?
MAKOTOさん
高校1年の時にSIMという同時通訳の通信講座を取ったのがきっかけです。英語嫌いが一転して、英語好きになりました。この教材がなければ数学にはまっていたと思います。とにかくSIMには今でも感謝しています。

実用英語を始めたのは大学1年のときに『古代への情熱』、『TIMEを読む』に 出会ってからです。ESS時代はこれらの本を100回は読みました。

ディベートに目覚めたのは『TIMEを読む』の著者松本道弘先生に指導を受ける ようになってからです。今年に入ってからです。

英語学習HPを運営していて、一番良かったことはなんですか?
MAKOTOさん
多くの人とのつながりが出来たことだと思います。もう一つは英語学習が継続出来たことです。

MAKOTOさんにとって、「英語」とはどのような存在ですか?
MAKOTOさん
自然言語の一つで、日本語の次に使用頻度が高いモノです。つまり、その程度の存在でしかありません。

「英語をやっていよかった」と実感したのはどんな時ですか?
MAKOTOさん
残念ながらほとんどありません。就職には多少役に立ったと思います。日本にいる以上英語で得することは少ないと思います。それに英語をやってよかったというほどの実力がまだないと思います。

英語以外に、やってみたい、もしくはやっている外国語はありますか?もしあれば、その理由は何ですか?
MAKOTOさん
そういえば訳あってラテン語を勉強しています。理由は言えません^-^;;。

英語に関して、MAKOTOさんの現在の課題点は?
MAKOTOさん
ロジックの欠如です。ロジックが出来ていないので英語が弱いです。その為にはディベートを鍛える必要があります。

MAKOTOさんお勧めの勉強方法は?
MAKOTOさん
新英語の世界エルハザードというホームページに毎日10回来ることです(笑)。

MAKOTOさんの、英語に関する最終目標は?
MAKOTOさん
洋画を9割聞き取ること。通訳ガイドになること。これは現在の目標なので変わる可能性があります。

ディベートは英語というよりは生き方、考え方に近いので英語の 目標にはしていません。

日本の英語教育システムについて、どう思われますか?(どうあるべきと思われますか?)
MAKOTOさん
素晴しかったと思いますよ。これからはもっとオーラルコミュニケーションを増やした方がいいかもしれませんけど。

もしMAKOTOさんが英語教師であったら、どのような授業をしてみたいですか?(授業にどんな要素を取り入れてみたいですか ?)
MAKOTOさん
自己紹介を英語で行います。

1対1で話す練習をします。

最後にディスカッションを取り入れます。

好きな単語、フレーズ、英語のセリフ等あれば教えていただけますか?
MAKOTOさん
Dreamかなぁ。Lunarという単語も好きです(笑)。

MAKOTOさんの英語力UPに最も貢献してくれた教材、英語学校等はなんですか?
MAKOTOさん
SIM、ESS、松本道弘先生、30音でマスターする英会話、英語・発音 ・語彙、自分のホームページです。でも、英語を学ぶには何でもいいと思います。肝心なのは一つを徹底的にこなすことだと思います。

MAKOTOさんは、松本道弘先生をとても尊敬してらっしゃるようですが 松本先生の、どのような部分に惹かれるのですか?
MAKOTOさん
『 一人でも生きていける術を教えてくれること』

です。その為にはディベート!となるのですけど^-^;;。英語で惹かれた 訳ではありません。

今、英語に関して凝っていること、ハマッていること等あれば教えていただけますか?
MAKOTOさん
特にありません。強いて言えば海外ドラマを見ることです。

最後に、最適学習法を考える一環としまして、もし英語学習を始めたばかりの自分に「〜のように勉強しなさい」と具体的に指示できるとしたらどのように勉強させますか?
MAKOTOさん
英語を忘れなさいというのはどうでしょう。英語以外のものに興味を持つこと。それに対して情報収集をすること。そのうちに英語で情報収集が必要になるかもしれません。その時に英語を学ぶというのが最適だと思います。

なぜか?

例えばJavaを学ぶとします。ライブラリを全部覚えて、メソッド、クラス等を マスターしたとします。で、オセロを作って下さいと言われたとします。 恐らく作れないでしょう。

なぜか?

それはオセロのアルゴリズムを知らないからです。

逆に、知らないライブラリがほとんど、メソッドも知っているものは僅か。 それでもソースプログラムを沢山読んで、ゲームのアルゴリズムを沢山 知っている人であればオセロだったら1日で作れるはずです(でもJavaはオブジェクト指向も学ばないとー)。

英語に帰りますと、アルゴリズムはロジックや内容に相当します。 ほとんどの人は前者の方法を取っています。つまり、単語を覚えたり、 表現を覚えたりしていますす。後者の方法、つまりロジックや内容を 求める方が遙かに実用的です。実用英語という立場に置いては、 後者が最適な英語の学習法だと思います。

そして、当たり前のことなのですがコミュニケーションは一人では出来ません。仲間を作ってコミュニケーションすることが大切です。家に籠もって音読 してもコミュニケーションは学べません。スピーチは出来ても、 ディスカッションやディベートは一人では出来ません。

なんだか偉そうに語ってしまいましたが、英語を学ぶことで共に大きくなり ましょう!

大変参考になりました。MAKOTOさんの硬派な考え方には、僕も共感できる部分が多いです。インタビューにお答えいただき、本当にありがとうございました。


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